大阪に起業する人が多い理由

会社設立の数は多少の波はあるものの、株式会社だけで毎年9万件近く設立されています。
単純計算すると1日200件近い会社が、誕生していることになります。
ここまで会社設立する人が増えた背景にあるのが、会社法の改正です。
会社法が改正されたことにより会社設立は簡単にできるようになり、起業に乗り出す人が増えてきました。

では大阪に限定すると、会社設立の数はどうなっているのでしょうか。
残念ながら1年に何件の会社が大阪で誕生しているかまでは、さすがに分かりません。
でも平成27年時点において、企業数は31万件以上あり、全国では東京に次いで2番目に多くなっています。
全国に占める大阪の企業数の割合は7.6%となっています。

大阪に、ここまで企業が集中している理由は何でしょうか。
考えられる理由は、大都市だからでしょう。
その証拠に企業数全国トップは、東京都になっています。
大都市であれば他の企業との連携も取りやすく、自治体にも顔がききます。
事業展開するにも地方よりも大都市の方が、有利に働きます。

また大阪は江戸時代から、商人の街として栄えてきた歴史も理由の1つとして考えられます。
江戸時代に車や飛行機はあるはずもなく、物流の手段として水運が使われてきました。
大阪は大きな川が集まっており、水運の拠点としては申し分ありません。
大阪には当時としては大規模な港があり、港を中心に商売が栄えてきました。
さらに昔ながらの大阪人気質も、関係しているのでしょう。
江戸のように侍の姿はあまり見かけず、京都のように古式ゆかしい貴族文化もありません。
あるのは自分自身の判断のみです。
良いと思ったものに関してはとことん突き詰める性格は、商人に向いています。

大阪商人の魂は、現代でも引き継がれています。
権力に左右されず良いものを提供する大阪人気質は、事業をするのに適しています。
ただし悪いものは「悪い」と断罪するのも、大阪人気質です。
大阪での事業展開は、簡単なものではありません。